この場所について
旧市街のこの一角は静かに見えますが、歴史と文化、そして現代のクラクフが抱える大きな課題、大気汚染が交差する場所でもあります。 ul. św. Jana 11番地、ul. św. Markaとの角に立つのが Wodzicki Palace です。18世紀後半に古い町家を改築して宮殿の形になり、後にヴォジツキ家の所有となりました。中世の密集した街並みの中で、優雅な外観が目を引く「都市型宮殿」らしい佇まいです。 隣の ul. św. Marka 17番地には、クラクフ国立美術館の分館である Princes Czartoryski Library があります。この図書館の歴史は18世紀後半、アダム・カジミェシュ・チャルトリスキ公爵とイザベラ・チャルトリスカ公妃によって始まりました。現在、20万冊を超える蔵書があり、貴重な初期の印刷物や地図などを収蔵する、ポーランドで最も重要な研究図書館の一つです。 ここで、クラクフの「スモッグ」についても少しお話ししましょう。旧市街のこうした通りは、なぜ大気汚染が大きな問題になったのかを物語っています。長年、冬の汚染の主な原因は、家庭の暖房で使われる石炭や薪でした。大きな転換点は2019年9月1日です。クラクフでは家庭での石炭や薪の使用が禁止されました。この変化は数字にも表れています。例えば、PM10の基準値を超えた日は、2011年の約200日から2023年には31日にまで減少しました。寒くて風のない日は今でも数値が上がることがありますが、最悪の時期に比べれば状況は大きく改善しています。 次のスポットへ進むには、St. Mark Street を左に曲がってください。