マリアツキ広場と聖バルバラ教会

この場所について

マリアツキ広場(Plac Mariacki)は、聖マリア聖堂の脇に広がる細長い静かな広場です。今は普通の通路のように見えますが、何世紀もの間、ここは教区の墓地でした。1800年代初頭に墓地が閉鎖され、公共の広場へと姿を変えたのです。足元の石畳が淡い色のブロックに変わる場所があれば、そこがかつての墓地の境界線だと言われています。 このかつての墓地跡に建っているのが、小さなゴシック様式の聖バルバラ教会です。14世紀に聖堂に付随する墓地礼拝堂として建てられ、ヤドヴィガ女王も建設を支援したと伝えられています。実用的な目的で造られたため、隣の壮大な聖堂よりもこぢんまりとしていて、静かな祈りや別れの場にふさわしい落ち着いた雰囲気があります。 入口の脇にある「オグルイェツ(Ogrójec)」と呼ばれるアーケード状の礼拝堂に注目してください。ここには、キリストが祈りを捧げる場面の彫刻があります。これは、聖マリア聖堂の祭壇を手がけた巨匠ファイト・シュトースの一派による作品だと言われています。小さな一角ですが、クラクフの後期ゴシック美術を代表する芸術家とのつながりを感じられる場所です。 このエリアは、クラクフ旧市街の歴史の重なりを感じさせてくれます。すぐそばには賑やかな市場広場がありますが、ここは信仰や埋葬、再建の歴史が刻まれた穏やかな空間です。聖堂からマウィ・リネク(Mały Rynek)へと続く道の間で、ふと足を止めて静寂を味わってみてください。

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マリアツキ広場と聖バルバラ教会

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