旧「薬局」(Stara Apteka)

この場所について

Targ Węglowyとul. Św. Duchaを結ぶ細い道、ul. Teatralnaにある歴史的な建物に注目してください。ここは「Stara Apteka(旧薬局)」と呼ばれていますが、実は薬とは関係ありません。地元の人々のユーモアから生まれた名前です。 物語は1636年に始まります。ここはもともと、火薬庫や大砲の備蓄場所として建てられました。ここで作られていたのは、飲み薬ではなく「石の丸薬」 - つまり砲弾や弾薬でした。危険な場所にわざと冗談めいた名前をつける、グダニスクらしい遊び心が感じられます。 ここには歴史の層が重なっています。発掘調査では、建物の地下や周囲から中世の防衛システムの跡が見つかりました。古い壁の跡やゴシック様式の塔の遺構は、現在の再開発でもそのまま活かされています。劇場の「舞台裏」には、文字通り中世の歴史が息づいているのです。 現在、この建物は劇場として新しい命を吹き込まれています。1945年に破壊され、1966年にTeatr Wybrzeżeの倉庫として再建された後、2018年に小劇場として生まれ変わりました。歴史的な構造物のわずかな隙間を縫うように、地下にも観劇スペースが作られています。 最後に、建物の外観を眺めてみてください。一見静かな佇まいですが、その中には17世紀の軍事工房、戦火による破壊、戦後の再建、そして現代の文化空間という、幾重もの物語が詰まっています。街の古い記憶をその身に宿した、特別な場所です。

オーディオストーリー

旧「薬局」(Stara Apteka)

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