この場所について
赤レンガの壁と、規則正しく並ぶ控え壁を見上げてみてください。ここが聖マリア教会です。世界最大級のレンガ造りの教会で、かつてハンザ同盟の港町として栄えたグダニスクの誇りを象徴しています。1343年に礎石が置かれ、1502年に完成するまで、何世代にもわたって建設が続けられました。 この建物は「ホール式教会」という造りで、内部は独特の開放感があります。中央の通路だけが高い一般的な教会とは違い、空間全体が均一に高く、広く広がっています。中に入ったら、星のような形のゴシック様式の天井を支える、太い柱の列に注目してください。約5,000平方メートルの広さがあり、かつては何万人もの人々を収容できるように設計されました。 この教会は、グダニスクの複雑な歴史も物語っています。宗教改革の時代には、カトリックとルター派の両方の礼拝がここで行われていた時期もありました。その後はルター派の教会となりましたが、第二次世界大戦後に街の境界や住民が変わったことで、再び現在の姿となりました。 次に、館内で最も有名な「天文時計」へ向かいましょう。15世紀後半に Hans Düringer によって作られたこの時計は、高さが約14メートルもあります。単に時間を刻むだけでなく、カレンダーや星座、太陽と月の動きまで示します。からくり人形が動き出す時間は、教会全体が静まり返るほど見事な光景です。 戦火を逃れた貴重な美術品も見逃せません。1517年に完成した主祭壇は、物語を読むように眺めることができる巨大な彫刻です。また、「グダニスクの美しい聖母像」や「ピエタ像」など、中世の人々の信仰心を今に伝える傑作が並んでいます。 最後に、塔に登ってみるのもおすすめです。高さは約82メートル。409段の階段、特に狭い螺旋階段を登るのは大変ですが、その先には素晴らしい景色が待っています。グダニスクの街並みや Motława 川、美しい屋根瓦が広がるパノラマは必見です。