この場所について
ヴェッキオ橋は、フィレンツェで最も古く有名な橋です。アルノ川の上にあり、橋の両側には小さな店がずらりと並んでいます。1300年代半ばの洪水後に再建されて以来、単なる通路ではなく、人々が生活し働く「川の上の通り」として親しまれてきました。 橋の上に立つと、独特の景色が広がります。両側に店が並び、その隙間から川が見えます。建物の屋上部分を通っているのは「ヴァザーリの回廊」です。これは1565年、メディチ家が政庁の Palazzo Vecchio と住まいの Palazzo Pitti を結ぶために造らせたものです。中央部分には、アルノ川を見渡せる窓があります。 次に、ベンヴェヌート・チェッリーニの記念碑を探してみてください。橋の東側にある、小さな噴水の上に置かれたブロンズの胸像です。チェッリーニはフィレンツェの金細工師であり彫刻家でした。ヴェッキオ橋は古くから宝飾品や工芸品と深い関わりがあるため、ここに彼の像があるのは自然なことなのです。 この橋には、もう一つ特別な歴史があります。1944年8月、ドイツ軍が撤退する際、フィレンツェの他の橋はすべて破壊されましたが、ヴェッキオ橋だけは爆破を免れました。