この場所について
サンタ・マリア・ノヴェッラ広場は、旧市街の中でも開放的で落ち着いた雰囲気です。正面に立つ教会のファサードには、歴史のヒントが隠されています。上部には、この大理石の装飾を依頼したパトロン、Giovanni Rucellai の名前と、完成した1470年の文字が刻まれています。設計は、レオン・バッティスタ・アルベルティによるものです。 この場所の歴史は見た目よりも古く、1200年代初頭にドミニコ会修道士たちがやってきたのが始まりです。小さな教会から始まり、長い年月をかけてフィレンツェの重要な宗教拠点へと発展しました。現在の教会は、1420年に献堂されました。 広場に立つ2本のオベリスクにも注目してください。台座にはブロンズの亀がいます。これは1608年、大公コジモ2世の結婚を祝って建てられました。かつてこの広場では、戦車競走の Palio dei Cocchi も開催されていました。 教会の中には、美術史の転換点となった作品が並んでいます。マサッチョのフレスコ画「聖三位一体」は、遠近法を駆使した初期の傑作です。まるで壁の向こうに本物の空間が広がっているかのように見えます。 奥にあるトルナブオーニ礼拝堂は、ドメニコ・ギルランダイオによるフレスコ画で有名です。当時のフィレンツェの人々の姿が聖書のシーンに描き込まれており、ルネサンス期の日常を垣間見ることができます。 静かなコーナーにも物語があります。フィリッピーノ・リッピが手掛けたストロッツィ礼拝堂の壁画は、躍動感あふれる描写が特徴です。1400年代の穏やかなスタイルとは異なる、新しい時代の表現を感じられます。 時間があれば、修道院のスペースも訪ねてみてください。「スペイン礼拝堂」の壮大な壁画や、パオロ・ウッチェロのフレスコ画がある「緑の回廊」も見どころです。 教会のすぐ近くには、1930年代のモダン建築である Firenze Santa Maria Novella 駅があります。また、修道士の薬草の伝統を受け継ぐ Officina Profumo-Farmaceutica di Santa Maria Novella もすぐそばです。ここは1612年に公式に認可された、世界最古の薬局の一つです。 この広場に戻り、今回のツアーは終了です。 フィレンツェの街を一緒に巡っていただき、ありがとうございました。このガイドがお役に立ちましたら、アプリでの評価やレビューをぜひお願いいたします。