ポン・デ・ザール

この場所について

セーヌ川を眺めてみてください。ここからの景色はとても開放的です。ポン・デ・ザールは、急ぐためではなく、散策を楽しむための歩行者専用の橋です。左岸のフランス学士院と右岸のルーヴル美術館を軽やかにつないでいます。 この場所は、古くから「モダン」なアイデアの象徴でした。最初のポン・デ・ザールは、ナポレオン・ボナパルトの命により1802年から1804年にかけて建設されました。パリで最初の金属製の橋と言われています。当時の計画では、ベンチや植物が並ぶ「空中庭園」のような、川の上の心地よい散歩道として構想されていました。 橋の形に注目してみてください。低くて幅が広く、まるで水に浮かぶプラットフォームのようです。今立っている橋は、実は当時のままではありません。長年の損傷や、船の衝突による一部崩落を経て、1981年から1984年にかけて再建されました。当時の面影を残しつつ、アーチの数を減らすなどの変更が加えられています。 ポン・デ・ザールには、現代のパリらしいエピソードもあります。かつて欄干は無数の「愛の南京錠」で埋め尽くされていました。しかし、その重さが問題となり、2015年に市によって撤去されました。現在はすっきりとした景観が戻り、川の流れや歴史的な建物、そして両岸に広がるパリの街並みを存分に楽しむことができます。 少し足を止めて、周りの様子を眺めてみましょう。この橋は、画家や写真家、そしてセーヌ川の絶景を求める人々を魅了し続けてきました。空と水に挟まれ、パリの街が額縁に収まったような、まるで屋外スタジオのような場所です。

オーディオストーリー

ポン・デ・ザール

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