コンコルド広場

この場所について

コンコルド広場の端に立ち、渡る前に一呼吸おいてみましょう。ここはパリで最も大きく、開放感あふれる場所です。八角形の広場はまるで野外ステージのようで、視界がどこまでも広がります。 まずは中央を見てください。ピンク色の花崗岩でできた高い塔は、ルクソール・オベリスクです。3000年以上前のもので、もともとはエジプトのルクソール神殿の入り口に立っていました。1836年に大観衆の前でここに建てられましたが、台座を見ると、当時のエンジニアがどうやってこの巨大な塔を引き上げたかを示す図が刻まれています。 次に、水の音に耳を傾けてみましょう。オベリスクの両側にある2つの大きな噴水は、1840年に完成しました。一方はフランスの河川を、もう一方は海と海上貿易を象徴しています。ブロンズ像や貝、魚などの細かな装飾が光を浴びて輝く様子を、ぜひ近くで見てください。 広場の四隅には、台座の上に8つの大きな像が座っています。これらはブレス、ルーアン、リヨン、マルセイユ、ボルドー、ナント、リール、ストラスブールというフランスの主要都市を表しています。広場があまりに広いため見落としがちですが、これらは広場をフランス全体の地図のように見せています。 北側には、そっくりな外観の古典的な建物が並んでいます。一方は1700年代に建てられた Hôtel de la Marine で、長年海軍省として使われていました。もう一方は名門ホテル Hôtel de Crillon です。この壮麗な建物が、広場の背景を王室のような気品あるものにしています。その間の Rue Royale は、マドレーヌ寺院へと真っ直ぐ続いています。 この美しい広場には、激動の歴史もあります。フランス革命期には「革命広場」と呼ばれ、ギロチンが設置されました。1793年には国王ルイ16世やマリー・アントワネットが、ここで処刑されました。現在の「コンコルド(調和)」という名は、悲しい記憶を乗り越え、和解を願って付けられたものです。 最後に、隠れたディテールをご紹介します。オベリスクの周りの地面を見てください。2000年を記念して、ここを巨大な日時計にするための印が付けられました。歴史ある場所が、今も新しい形で解釈され続けている証です。 移動する際のアドバイスです。ここは交通量が非常に多く、横断歩道も長いです。信号をしっかり確認し、グループから離れないようにしましょう。また、署名を求めたり「無料」のプレゼントを渡そうとしたりする人には注意してください。

オーディオストーリー

コンコルド広場

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