聖母の噴水(ジャン23世広場)

この場所について

ノートルダム大聖堂の裏にある小さな庭園に、その噴水はあります。大聖堂前の喧騒とは対照的に、ここはまるで秘密の場所のようです。緑豊かで静か。街の音が途切れると、セーヌ川のせせらぎが聞こえてくるほどです。 噴水の形に注目してください。細長く、隣の大聖堂に合わせたネオ・ゴシック様式で造られています。芝生の中から、小さな尖塔のようにそびえ立っています。1845年に建築家 Alphonse Vigoureux が設計し、彫刻は Louis-Parfait Merlieux が手がけました。 近くに寄って、三角形の土台を見てみましょう。それぞれの角には大天使が立ち、その下の台座から水が流れ落ちています。3本の柱の先、中央には聖母子像が安置されています。まるで作品全体の穏やかな中心のようです。 この噴水の足元には、かつてのパリが眠っています。ここはかつて通りがあった場所で、庭園自体は1840年代の再開発で造られました。「中世のパリ」と呼ばれる場所も、実は19世紀の都市計画によって形作られているのです。 立ち去る前に、少し向きを変えてみてください。手前に噴水、背景にノートルダム大聖堂のフライング・バットレス(飛梁)が見えるはずです。繊細な噴水と、何世紀もの重みを支える巨大な石造建築。この対比は実に見事です。

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聖母の噴水(ジャン23世広場)

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