この場所について
旧市街広場の中心に立つ「ワルシャワの人魚(Syrenka Warszawska)」。剣と盾を構えたその姿は、単なる飾りではありません。人魚はワルシャワで最も有名なシンボルであり、何世紀にもわたって市の紋章にも描かれてきた守護神なのです。 伝説によると、かつてヴィスワ川に一人の人魚がやってきました。彼女は一度捕らえられますが、町の人々に助けられます。そのお礼として、彼女は町を守ることを約束しました。剣を振りかざしたポーズは、その決意の表れです。この人魚は歌を歌ったり静かに座ったりはしません。常に戦う準備ができているのです。 この広場にある像は、ワルシャワの近代化が進んだ19世紀に建てられました。かつて広場の中央に市庁舎があった時代から、ここは人々の待ち合わせ場所として親しまれてきました。 旧市街には戦争の記憶も刻まれています。1944年にこの一帯は破壊されましたが、1945年以降に再建されました。人魚像もその復興の象徴として戻ってきたのです。現在はカラフルな建物やカフェに囲まれ、現代のワルシャワと歴史ある過去を静かにつないでいます。