この場所について
赤レンガと装飾的な石造りが特徴のこの建物を見てください。ハンブルク市庁舎を小さくしたような雰囲気ですが、実は本当の市庁舎ではありません。ここは、自由港の倉庫を管理していた会社の管理本部として建てられました。現在は、ハンブルクの主要な港湾・物流企業である Hamburger Hafen und Logistik につながっています。 次に塔に注目してみましょう。一般的な市庁舎には街の目印となる塔がありますが、この建物もそのスタイルを取り入れています。建築家たちは、ゴシック様式やバロック様式を自信たっぷりに、そして遊び心を持って組み合わせました。倉庫街はただ荷物を保管する場所ではなく、その裏で複雑な事務作業も行われていたことを、この建物が象徴しています。 シュパイヒャーシュタットらしい特徴が、その土台にあります。この建物は、本来重い石やレンガの建物を建てるのには向かない湿地の上に立っています。そのため、463本ものオークの杭を地面深く打ち込んで安定した土台を作りました。歴史を感じさせる重厚な外観ですが、実際にはハンブルクの湿った地盤の上に浮かぶように設計されているのです。 少し横に移動してみると、運河や橋、倉庫が並ぶ非常にフォトジェニックな景色が見えるはずです。シュパイヒャーシュタットと隣接するコントールハウス地区は、ユネスコ世界文化遺産に登録されており、この建物はその中でも特に印象的なシンボルの一つです。