この場所について
モバイル音声ガイドへようこそ。アプリの地図でルートを確認でき、目的地に到着するとジーピーエスによって音声が自動で再生されます。歩行中は車や自転車に十分ご注意ください。 さて、ハンブルク市庁舎の前に広がる大きな広場に注目してください。ここはラートハウスマルクトです。街の中心にあるこの広場は、ハンブルクに住む人なら誰もが知っている定番の待ち合わせ場所です。 正面に見えるのがハンブルク市庁舎です。数十年にわたる計画を経て、1886年から1897年にかけて建設されました。現在もハンブルク政府の拠点として使われています。建物はネオ・ルネサンス様式で、貿易で栄えた街の自信と独立心を象徴しています。中央の塔の高さは約112メートルあり、旧市街のどこからでも見えるように設計されました。 建物の正面をゆっくりと眺めてみてください。窓の間には、20体の皇帝や統治者のブロンズ像が並んでいます。中でも有名なのはカール大帝とフリードリヒ・バルバロッサで、ハンブルクが長年築いてきた特権や権利、都市としての地位を象徴しています。広場からは細部まで見えにくいかもしれませんが、権力、歴史、伝統がこの石造りの建物に刻まれていることが伝わってきます。 この広場が誕生した背景には、街の再建という歴史があります。1842年5月に起きた大火災で、旧市庁舎を含む旧市街の大部分が焼失しました。その跡地を利用して都心部が再設計され、ヨーロッパの壮麗な広場をモデルに新しい広場が作られました。水辺に開かれた空間や周囲のアーケードから、ベネチアのサン・マルコ広場に例えられることもあります。 広場には政治的な歴史も刻まれています。1933年にはアドルフ・ヒトラー広場と改名されましたが、第二次世界大戦後の1945年に元の名前に戻されました。20世紀後半には改修が行われ、赤い花崗岩が敷き詰められたことから「赤の広場」という愛称でも親しまれています。 建物だけでなく、広場の様子も見てみましょう。ここは市民の憩いの場です。夏には大きな屋外イベントが開かれ、冬にはハンブルクで最も有名な冬の風物詩が登場します。市庁舎を背景に並ぶクリスマスマーケットの屋台や、決まった時間に空を飛ぶサンタクロースのそりは、この広場の名物です。 最後に、便利な交通情報をお伝えします。広場の地下には地下鉄U3線のラートハウス駅があります。1912年に開業したこの駅は、地下通路で主要駅の Jungfernstieg ともつながっています。街のどこからでもアクセスしやすいため、待ち合わせ場所として非常に便利なのです。