ニーウマルクト

この場所について

ニーウマルクトの真ん中に立ってみてください。まるで舞台の上にいるような気分になりませんか。カフェや自転車、人々の話し声に囲まれて、ひときわ重厚な砦のような建物が立っています。周りの建物よりもずっと古そうに見えますね。 正面にあるのが「De Waag」です。もともとは1488年に、アムステルダムを守る城壁の門「聖アントニウス門」として建てられました。街が広がり、城壁が役割を終えると、門は壊されることなく計量所として再利用され、その後はギルドの拠点となりました。 1614年、門の両側にあった運河を埋め立てて、現在の広場が作られました。その際、地面がかさ上げされたため、建物が少し沈んでいるように見えます。まるで建物の一部が足元に隠れているかのようです。 画家レンブラントとの意外なつながりもあります。ここには外科医ギルドがあり、有名な絵画『テュルプ博士の解剖学講義』の舞台となりました。かつてのニーウマルクトは、商売や娯楽だけでなく、科学や権力の中心地でもあったのです。 現在もその名の通り、市場として親しまれています。土曜日にはオーガニックの農家市場が開かれ、チーズやパン、新鮮な野菜を買い求める人々で賑わいます。夏の日曜日には、骨董市が開かれることもあります。 この場所には近代の激動の歴史も刻まれています。1975年、地下鉄建設に伴う建物の取り壊しに反対する激しい抗議運動が起き、「ニーウマルクト暴動」として知られるようになりました。1980年に地下鉄駅が開業しましたが、この広場には、歴史ある街並みを守ろうとした住民たちの強い思いが今も息づいています。

オーディオストーリー

ニーウマルクト

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