この場所について
川沿いから建物を見てみてください。アムステル川のほとりに、白い曲線と温かみのあるレンガが対照的に並んでいます。ここはオランダ国立オペラ&バレエです。「ストペラ」という有名な愛称で親しまれる大きな複合施設の中にあります。 この愛称には、アムステルダムらしいエピソードがあります。一般的には、オランダ語で市役所を意味する「stadhuis」と「opera」を組み合わせた言葉だと言われています。市役所とオペラハウスが同じ建物に入っているからです。しかし、建設当時の激しい反対運動も関係しています。反対派が叫んだ「オペラを止めろ(Stop the opera)」というスローガンが、そのまま名前に残ったとも言われています。 建物の大きさと場所に注目してください。市議会が1980年にこの計画を承認した際、建築家によるデザインは激しい批判と長年のデモを引き起こしました。劇場部分は1986年にオープンし、市役所側は1988年に完成しました。背景を知らなくても、古い街並みに現れた現代的な力強さを感じさせる建物です。 ここは単なる会場ではありません。オランダ国立オペラとオランダ国立バレエ、2つの国立団体の本拠地です。メインホールは約1,600席あり、力強い歌声やフルオーケストラ、大規模なバレエ公演に対応できるよう設計されています。 中に入る前に、建物と川の調和を見てみましょう。内部のロビーは展望デッキのような造りで、大きな窓からアムステル川を一望できます。休憩時間には、有名な Magere Brug(マヘレの跳ね橋)も景色の一部として楽しめます。外から見ても、街そのものを舞台の一部にしようという意図が伝わってきます。