新教会(De Nieuwe Kerk)と Magna Plaza

この場所について

ダム広場に立ち、De Nieuwe Kerk を眺めてみましょう。「新教会」という名前ですが、実はちっとも新しくありません。建設が始まったのは1380年。近くにある Oude Kerk(旧教会)だけでは、増え続けるアムステルダムの人口を収容しきれなくなったため、1409年に建てられました。 ゴシック様式の堂々とした佇まいと、重厚な壁に注目してください。この建物は、街を襲った大火事や激動の歴史を乗り越えてきました。1400年代の火災や、1645年のほぼ全焼という悲劇に見舞われましたが、そのたびにゴシック様式で再建されました。ゼロから作り直すのではなく、大切なものを守り、修理し続けるアムステルダムの精神が感じられます。 ここはオランダ王室とも深い関わりがあります。De Nieuwe Kerk は、ロイヤルウェディングや2013年のウィレム・アレクサンダー国王の即位式など、重要な儀式の舞台となってきました。広場の喧騒の中にいると忘れがちですが、ここは今でもオランダで最も象徴的な空間の一つなのです。 次に、教会を背にして王宮の裏手、Nieuwezijds Voorburgwal 通りの方へ向かいましょう。まるでお城のような豪華な建物が見えてきます。これが Magna Plaza です。実はここ、最初からショッピングモールだったわけではありません。1895年から1899年にかけて、アムステルダムの中央郵便局として建てられました。建築家 Cornelis Hendrik Peters が手がけた、ネオ・ゴシックとネオ・ルネサンスが融合したドラマチックなデザインが特徴です。 入口に近づいて、細かな装飾を眺めてみてください。そびえ立つ塔や繊細な彫刻は、当時の自信と近代化の象徴でした。貿易と人との繋がりで発展したこの街にとって、郵便局は通信の拠点となる重要な場所だったのです。現在は国家記念物として保護されており、今もなお当時の威厳を保っています。 中に入ったら、ぜひ天井を見上げてみてください。吹き抜けの中央ホールは、ショッピングモールというよりも、歴史ある駅の構内や大聖堂のロビーのような雰囲気です。このドラマチックな空間こそが、ここを訪れる一番の醍醐味です。たとえ買い物をしなくても、この場所を歩くだけで十分に楽しめます。

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新教会(De Nieuwe Kerk)と Magna Plaza

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